明治大正期レコード会社

大正期の中小レコード会社の紹介です。

 
年月 出来事
1923.03 三光堂株式会社(ライオン、クラウン、メノホン)買収。

米コロムビア出張録音盤

当時蓄音器商大手であった天賞堂・三光堂(共に銀座)の二社がそれぞれ米コロンビアと提携し、天賞堂は1903年(明治36)年に最初の録音を開始。三光堂はそれより遅れて録音が行われた

勧進帳八 - 2046-H

天賞堂が独自に用いたレーベルデザイン。

勧進帳九 - 2046-I

2046-Hの裏面。最も一般的なレーベルデザイン。縦書きのもの。

吾妻獅子 - 47850

前述のものより少し異なるデザイン。。

COLUMBIA PHONOGRAPH CO.

三光堂盤にのみ使用されたデザイン。この商標は後に日米蓄音器のユニバーサルに流用された。

米ビクター出張録音盤

VICTOR TALKING MACINE(米ビクター)が明治末より大正五年まで三回の出張録音を行っている。 またそれらの原盤は昭和に設立された日本ビクターに引き継がれて販売された。

VICTOR

米ビクター明治期の片面盤。

VICTOR

明治期の片面7インチ盤。

VICTOR

明治44年に行われた米ビクターの2回目の出張録音盤、高級規格である赤レーベルで発売されたもの。

VICTOR RECORD

大正五年に録音された青盤。

VICTOR

50000番代は1916(大正5)年に米ビクターの3回目の出張録音盤。

VICTOR RECORD

日本ビクター創立後に再版されたもの。

ナショナルレコード - 大阪蓄音器

大正改元日の1912年10月1日に実業家の樫尾長右衛門によって大阪市南区塩町2-8に設立。 当初は複写盤や他社のレコードを販売していたが1915(大正)4年6月より自社録音盤の販売を開始、 大正5年には東京府神田区鍛冶町8に東京支店を開設。大正6年に東洋蓄音器に買収され、 大正9年7月1日をもって営業を終了した。

電話散財 - A453(A)

白熊が北極の上に載っている商標。自社録音盤には番号の先頭にAがつく。1枚1円30銭

紀伊の国 - 162

複写盤は白熊が氷の上に載っているが後期にはペンギンになる。

三勝半七(下) - 1078

複写盤

三十三間堂 - 1079

1078の裏面

義士本懐 - 250

白熊の商標の上にペンギンの商標を張り替えたもの。複写盤。

オリエントレコード(ORIENT RECORD) - 東洋蓄音器

詩入さのさ節 - 1259

片面盤時代の複写盤。THE ORIENTAL PHONOGRAPH

太功記三段目(三) - A403

黒地に金文字のデザイン。

やっこらや - A1242

安宅関(下) - B196

四谷怪談(上) - A2417

後期盤。

マイヅルレコード(MAIZURU RECORD)

複写盤

ウグイスレコード(UGUISU RECORD)

複写盤

ウグイスレコード(UGUISU RECORD)

トンボの商標を貼り付けたもの。

トンボレコード(TONBO RECORD)

片面の複写盤。

声光商会 - 大阪

大阪蓄音機や日蓄の複写盤を製造していたが、1917(大正6)年6月に東洋蓄音器に買収された。

カスガレコード(KASUGA RECORD)

ナショナルレコード(大阪蓄音器)の複写盤。

ラビットレコード(RABBIT RECORD)

複写盤。

ヨシノレコード(YOSHINO RECORD)

日蓄の複写盤。番号なし

ヨシノレコード(YOSHINO RECORD)

黒地に金文字のタイプ。

ヨシノレコード(YOSHINO RECORD)

シールを張って商標を替えたもの。

大黒レコード(DAIKOKU RECORD)

大正後期~昭和最初期に関西で創立されたとされる。

バタフライレコード(BUTTERFLY RECORD) - 酒井公声堂

鴨緑江節 1-A

1921(大正10)年発売。

帝国蓄音器商会

大正元年東京に設立。大正10年に日本蓄音器紹介に買収され、ヒコーキレーベルは昭和7年まで存続された。

ヒコーキレコード

複写盤、片面盤と両面盤がある

ヒコーキレコード

ヒコーキレコード

大正10年頃の青レーベル1000番台。日本蓄音器商会の傘下になる前後期のデザイン。

ヒコーセンレコード(HIKOSEN RECORD)

複写盤、ヒコーキ橙レーベルの上に貼り付けたもの。

ビリケンレコード(BILLIKEN RECORD)

複写盤、ヒコーキ橙レーベルの上に貼り付けたもの。

メリーレコード(MERRY RECORD)

複写盤、ヒコーキ橙レーベルの上に貼り付けたもの。

フェニックスレコード(PHOENIX RECORD)

複写盤。

SPRINX RECORD

スピンクス、大正4年。アルファベットのスペルミスがあるもの。

スピンクスレコード

松村式音譜盤の表記があるもの。

スヒンクスレコード

後期のデザイン。

東京蓄音器 - 東京

1917(大正6)年正月新譜より富士山印レコード販売開始。日本蓄音器商会に買収され、富士山レコードとなる。

東京れこをど

初期のデザイン。赤レーベルは標準盤。

東京レコード(TOKYO RECORD)

富士山印、中期以降のデザイン。赤レーベルは標準盤。

東京レコード(TOKYO RECORD)

青盤、赤盤より安価。

新口村(上) - 419

金盤

鉄輪(一)

委託盤。

東京音譜

明治45年には創立されている。1917,8年頃に廃業し、一部の原盤は帝国蓄音器のスピンクスで再発売された。

TOKYO ONPU

複写盤、KABUTOレーベルの上に貼られている。

KING-RECORD

複写盤、番号なし。

パラダイス(PARADISE RECORD)

複写盤。

時枝商店 - 神戸市元町通り3

明治末期よりミカドレコードを販売開始。

MIKADOPHONE

大正初期に発売。ほとんどが複写盤だが僅かに独自録音が存在する。商標は御所車。

東亜蓄音器株式会社 -

トーアレコード(TŌA-RECORD)

明治蓄音器 -

明治末~大正初期の複写盤製作会社の一つとおもわれる。

東郷レコード(TOGO RECORD)

片面盤と両面盤、番号ありなしのものが存在する。

東京十字堂

明治末~大正初期の複写盤製作会社の一つ。銀座十字屋とは無関係とされる。

ビーナスレコード(VENUS RECORD)

両面盤。

その他複写盤レーベル

タイショウレコード(TAISHO RECORD)

片面盤と両面盤。鶏印

スワンレコード(SWAN RECORD)

両面盤。白鳥印

アジア蓄音器・ミューズ蓄音器他

レーベルデザインや活字が類似していることから同系列の複写盤製作会社と思われる。

パロットレコード(PARROT RECORD)

商標は竪琴とオウム。複写盤。MADE BY ASIA TALKING MACHINE CO. L.T.D. FAR EAST.

ミューズレコード(MUSE RECORD)

商標は竪琴。複写盤、片面盤。MADE BY MUSE TALKING MACHINE CO. FAR EAST. L.T.D.,

クセンレコード(KUSEN RECORD)

商標は弓矢。複写盤、片面盤。MADE BY B.S.D. TALKING MACHINE CO.,

PARROT RECORD STUDIO -

大正後期の会社とおもわれる。

パロットレコード(PARROT RECORD)

両面盤。オウム印のレーベルは幾つか確認されるが一連の関係性は不明。

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